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April 13, 2006

IPA と KISA が情報セキュリティに関する第 4 回定期会合

情報処理推進機構:プレス発表:記事:IPA と KISA が情報セキュリティに関する第 4 回定期会合を開催
 独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA、理事長:藤原 武平太)は、4月12日に韓国情報保護振興院(略称:KISA、院長:李 弘燮)と、 情報セキュリティに関する第4回定期会合を韓国ソウルのKISAにて開催しました。 2004年7月に締結された相互協力協定に基づく定期会合で、昨年11月にソウルのKISAで開催したのに続く第4回目となるものです。
 今回の会合に先立ち、KISA創立10周年記念式典及び国際シンポジウムが開催され、IPAの藤原理事長が基調講演を行いました。
 今回の会合では、以下の4つのテーマについて意見交換を行い、双方の理解を深めると共に、引き続き協力体制の更なる強化を行うことで合意がなされました。
    (1) 国家情報セキュリティ水準評価指標の開発
    (2) ウイルス被害額推計方法の共同開発
    (3) バイオメトリクス認証技術
    (4) 情報セキュリティ対策ベンチマークシステム
 次回会合は、本年10月に東京のIPAで開催することとなりました。
 各テーマの概要は以下の通りです。 (1) 情報セキュリティ水準評価指標の開発
 情報セキュリティ対策が国全体としてどの程度の水準にあるかを評価するための指標の開発を行いました。日韓双方で検討してきた指標に関しての意見交換を行い、共同研究の成果として、共同指標モデルを開発しました。
(2)ウイルス被害額推計方法の共同開発
 情報セキュリティが産業・経済に及ぼす影響を推計するため、ウイルスによる被害額推定モデルに関し、 日韓双方で検討している年間被害額推計モデル及びインシデント毎の被害額推計モデルに関して意見交換を行い、 お互いの理解を深めると共に、お互いの推計モデルを双方で試算・比較していくことで合意しました。
(3)バイオメトリクス認証技術
 日韓双方で実施しているバイオメトリクス認証技術に関する研究動向を発表し、双方の理解を深めました。今後、更なる情報交換を進めていくことで合意しました。
(4)情報セキュリティ対策ベンチマークシステム
 IPAが提供している情報セキュリティ対策ベンチマークシステムを参考にKISAが開発したベンチマークシステムについて説明があり、今後IPAとノウハウの交換を進めていくことで合意しました。

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