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May 22, 2006

携帯決済:コンビニ各社で共通端末を店頭に設置の動き

Sankei Web 経済 セブン&アイ 電子マネー共通端末を店頭に設置へ(05/19 21:35)
 「スイカ」や「エディ」など複数の規格が乱立している電子マネーについて、セブン&アイ・ホールディングスは19日、複数の電子マネーが読み取れる端末を店頭に設置すると発表した。来秋にも複数の読み取りができるようにする。
 セブン&アイ以外にも共通端末を採用する動きがあり、コンビニエンスストアやスーパーが主導する形で電子マネーの利用が一気に広がる可能性も出てきた。
 セブン&アイでは、来春から独自の電子マネー「nanaco」(ナナコ)の導入を決め、約1万店あるコンビニエンスストアのセブン−イレブン全店を皮切りにイトーヨーカ堂やデニーズなどのグループ会社に広げる計画を立てていた。しかし、他の電子マネーが急速に普及する中で、「複数の電子マネーを利用できるようにする方か、顧客の利便性が高まる」(同社)と判断。共通端末の導入を決めた。
 セブン&アイは、電子マネーの共通化をめぐり、すでにJCBが展開する後払い方式の「クイックペイ」の共通化で合意。「スイカ」のJR東日本、「iD」のNTTドコモと交渉中で、「エディ」のビットワレット(東京)などとも近く交渉に入る予定だ。共通端末の開発は松下電器産業が着手している。
 カードや携帯電話で数千円程度の少額決済ができ、小銭を持たないでいい便利さから、電子マネーの利用は右肩上がりで上昇している。一方で前払い方式の「エディ」「スイカ」のほか、後払い方式の「iD」「クイックペイ」「スマートプラス」(UFJニコス)といった規格が相次いで登場。加盟店や顧客の獲得合戦を繰り広げている。
 いずれの電子マネーももとは「フェリカ」と呼ばれる共通の技術を活用しているものの、運営会社はそれぞれの独自規格を展開。使える電子マネーが店によって異なる状況が広がり、利用者からは共通化を求める声が強まっていた。
 これに対して、コンビニのサークルKサンクスは今月、JCB、UFJニコスなどと共同で共通の読み取り端末の導入に向けた協議を進めることで合意。「スイカ」「iD」の導入を決めたイオンも共通端末の開発には前向きだ。利用者に密着する小売店サイドが、電子マネーの共通化を促した形になった。
NIKKEI NET:主要ニュース:複数の電子マネー決済、ファミマ・ローソンも対応
 ファミリーマートとローソンは19日、今秋以降に店頭で「スイカ」「エディ」など複数の電子マネー決済に対応する方針を固めた。両社はこれまでNTTドコモなどの運営会社と個別に提携してきたが、集客を高めるため幅広い決済手段を受け入れる。電子マネーの全陣営と提携する方針を示したセブン―イレブン・ジャパンに続き、コンビニエンスストア大手2社が複数の陣営と組むことで、電子マネーの利用窓口が広がりそうだ。
 ファミリーマートは9月以降の新型レジの設置に合わせて、複数の電子マネーと携帯クレジット決済に対応する読み取り端末を導入する。すでに九州地区の450店でビットワレットの「エディ」、別の100店でNTTドコモの「iD」を導入しているが、いずれも来春までに全6700店に拡大する。

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