March 21, 2006

ウィニー開発者、今度は安全に流通させる新ソフト

ウィニー:開発者、今度は安全に流通させる新ソフト−今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
 ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」開発で映像データなどの違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われた元東京大助手、金子勇被告(35)=東京都=の第21回公判が20日、京都地裁(氷室眞裁判長)であった。弁護側は、金子被告がウィニーの技術を応用して、映画などの商品を安全に流通させる新たなファイル交換ソフト「オズテック」を開発したことを明らかにした。
 弁護団によると、新ソフトはアップロード(転送)する側の制限や問題ファイル削除などの管理技術と課金システムを用いるため、情報流出や著作権侵害を防げるという。
 新ソフトは映画やゲームなどの商品をネット上で販売するためのもので、金子被告が国内のIT関連企業と共同開発し、5月中にも商品として発表するという。この日の公判で、ウィニー開発の目的が著作権法違反をまん延させることではないと立証するために、弁護側がソフトの一部を示した。【太田裕之】

March 11, 2006

誓約書を書かせた人が改良するんですよね。

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <ウィニー>開発の元東大助手「改良は容易」 京都地裁公判
 ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」開発で映像データなどの違法コピーを助長したとして、著作権法違反のほう助罪に問われた元東京大助手、金子勇被告(35)=東京都=の第20回公判が9日、京都地裁(氷室眞裁判長)であった。自衛隊や警察などからウィニーを媒介とした内部情報流出が相次ぐ問題について、金子被告は「(流出拡大を)防ぐ改良は容易にできる」と述べる一方、京都府警に止められているとの趣旨の発言をした。
 この日の被告人質問で、最近の情報流出問題について弁護側に聞かれ、「本質的には情報を(私用パソコンに移すなど)外部に持ち出すことが問題で、ウィニーとは全く関係ない。ウィニーでは他の人も情報を共有できるため、漏れた時の発見が容易になる」と発言。流出拡大を防ぐ改良については「積極的にやりたいが、(バージョンアップはしないと府警と約束しており)また罪に問われる可能性がある」と述べた。
 弁護側もこの日の弁論で「保釈取り消しや新たに事件となることを恐れ、ウイルス対策ができない」と主張した。
 金子被告は府警の家宅捜索を受けた03年11月、「改良などの開発を今後はしない」との誓約書を提出させられている。
 金子被告によると、改良とは、問題あるファイルが流出した際、そのファイルを特定して流通を止める技術。第17回公判(05年11月)でも「特許を出願中だが、ウィニーでは警察との約束でできない」と述べていた。




警察庁長官、警察官のウィニー使用「認識甘い」 セキュリティー-最新ニュース:IT-PLUS
 漆間巌・警察庁長官は9日の記者会見で、岡山、愛媛両県警で捜査資料流出が相次いだことについて「ネットにつながったパソコンがウイルスに感染する恐れがあるという認識が甘い。情報流出の危険があるという認識を持つべきだ」などと述べた。

・・・偉大なる自己矛盾。