February 15, 2006

漫画無断配信のネットカフェ経営者らが摘発

NetSecurity - 漫画内容を無断配信していたネットカフェ経営者らが摘発された事件について概要を発表(ACCS)
 ACCS(社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会)によると、福岡県警は2月14日、人気漫画約1万7千冊を無断でインターネット上において配信していたとして、東京都大田区でネットカフェ「いちご」を経営する村元寅次(52歳)など3名を著作権法違反(公衆送信権など)の疑いで逮捕したと発表した。ネットによる漫画配信が著作権法違反で摘発されるのは全国初となる。
 この男性らは、人気漫画約1,300タイトル、1万7千冊の単行本をスキャナでPCに読み込み「立ち読み」としてホームページで公開し、作者と出版社の著作権を侵害した疑いで逮捕に至った。男性らは本年4月から有料会員制に移行しようと、月額380円で会員を募集していた。すでに1,000人近くから登録があり、約200万円を集めていたとしている。
 同サイトはACCSが昨年9月に発見し、容疑者らに公開を止めるよう申し入れていたが、12月になっても公開を続けていたため、出版社3社と漫画家9人が刑事告訴に踏み切った。