February 27, 2006

Oracle XEリリース

Oracle XE正式版提供開始 - 商用利用も無料、日本語利用も可能 (MYCOM PC WEB)
 米Oracleは24日(現地時間)、同社のRDBMS(Rerational Database Management System)「Oracle Database 10g」の無料版「Oracle Database 10g Express Edition」(Oracle XE)を正式にリリースした。これまでベータ版が提供されていたが、今回、正式な製品版としてリリースされたもの。対応プラットフォームはWindowsとLinux x86(rpmパッケージ形式で提供)。バージョンは10.2.0.1で、Oracle Database 10g Release 2の最新版相当となっている。
 Oracle XEは2005年10月28日(現地時間)にベータ版の無料提供が開始された同社のRDBMS。Oracle Database 10gに一部機能の制限などが加えられているが、再配布および商用利用も許可されている。最初にベータ版が公開された当初はUIやDBキャラクタセットが日本語に対応していなかった(Latin1)が、その後β3のバージョンでDBキャラクタセットがUTF-8にも対応、日本語の格納も可能となった。同バージョンよりUIも日本語での表示が可能となっている。
 選択可能なキャラクタセットは2種類。シングルバイト用のLATIN1が使用可能なWestern Europeanとマルチバイト用のUTF-8が使用可能なUniversal、それぞれに対応したパッケージが個別に用意される。日本語などを使用したい場合はUniversalパッケージを選ぶことになる。2パッケージの違いについてはOracle Database Express Edition 2 Day Developer Guide中、Overview of Globalization Supportの項に詳しい。