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March 04, 2006

岡山県警:捜査資料が大量に流出

岡山県警:捜査資料が大量に流出 1500人分、ネットに−事件:MSN毎日インタラクティブ
 約1500人分の個人情報を含む岡山県警の詳細な捜査資料が、インターネット上に大量に流出していることが分かった。県警倉敷署の巡査長の私有パソコンがウイルスに感染し、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」のネットワークに流れた。警察の内部情報流出としては、過去最大規模。県警は「プライバシーがある」として情報の詳細は明らかにしていないが、毎日新聞が入手した流出資料には性犯罪事件の被害者の実名や金融機関の個人口座の出入金状況、国会議員の後援会名簿などが含まれており、重大な人権侵害事案に発展するのは必至だ。
 県警監察課によると、資料は同署刑事1課勤務の40代の巡査長が99年9月〜02年10月ごろ、県警が公用の使用を認めた自分のパソコンで作成。02年10月ごろ、このパソコンが故障したため、署長の許可を得てパソコンを自宅に持ち帰り、家にある別の私有パソコンに一時的にデータを移した。巡査長は県警に「移したデータは消去した」と説明したが、同課の調べで、普段は使わないフォルダーに全データが残されていたことが分かった。

ぶっちゃけありえません。この人たち、他人の個人情報を扱うということに対する緊張感というものが、微塵もないのでしょう。まぁ昔から公務員の目に余る傍若無人っぷりは変わりませんので、岡山だからって訳じゃ無いですね。お詫びどころでは済まないのは当事者も分かっているでしょうが。



もう1件流出事件。こっちは何故かgoogleニュースアラートに引っかかっていません。まさか手を回したりはしてないでしょうね。

企業情報/さくらケーシーエス
同社社員が、所有するパソコンでWinnyを動作させ、協力会社技術者30名、同社技術者25名の計55名の個人情報を流出させた

との事。なお、同社はただのSIerではありません。プライバシーマーク認定事業者3,221社 ( 2/28時点JIPDEC発表による) のうち、なんとプライバシーマーク取得コンサルティング500社を突破していると豪語する企業なのです。悪いことは言いません。他人に説教たれる前に、自分の足元を見直してみては如何でしょうか?

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