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March 17, 2006

顔写真提供、静岡市が拒否

静岡県内ニュース(社会):顔写真提供、静岡市が拒否 対応に疑問の声 
 静岡市消防防災局の消防士が強制わいせつ未遂容疑で逮捕された事件を受け、同防災局が15日に開いた会見に出席した報道陣から「容疑者の顔写真を提供してほしい」との申し出が相次いだ。しかし、消防防災局は「個人情報保護条例」を根拠に拒否。他の自治体では職員がかかわった犯罪の重大性を考慮し、写真を提供しているケースもある。有識者からは市消防防災局の対応に「個人情報保護の解釈を誤っているのでは」などと疑問の声も上がっている。
 静岡市清水、駿河両区では女性を狙ったわいせつ事件が連続発生し、地域に不安を与えていた。容疑者が逮捕容疑以外の犯行も認める供述をし、他の事件に関与している可能性もある。さらに顔写真が掲載されることで、被害女性から警察に情報が寄せられることも期待される。報道陣は「全容解明のためにも必要」と顔写真の提供を強く要請した。当局側はいったん「出せない」と回答したが、記者側が抗議したため、会見は約1時間中断。再開後に当局が示した拒否の根拠が市の個人情報保護条例だった。
 同条例では実施機関(今回は消防長)が保有する個人情報を提供できるケースとして、本人の同意がある時や、人の生命、財産保護のため緊急に必要があるとき、実施機関が審議会の意見を聴いた上で公益上必要があると認めた時―などを挙げている。
 市総務課は「今回は実施機関が個人情報だから出せないと判断した。逮捕されているので、緊急性もない。条例の解釈上、個人の権利保護の立場から顔写真は提供できないことになった」としている。

他人の生命財産を侵害している人をかばう理由はありません。仲間をかばう拡大解釈と取られても仕方ない行動でしょう。一日も早く、わかりやすいガイドラインを整備するのが各省庁の務めです。

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