義務教育「9年」を削除へ 基本法改正
中国新聞・政治:義務教育「9年」を削除へ 基本法改正で与党検討会
与党は22日、教育基本法改正検討会(座長・大島理森元文相)を開き、義務教育を「9年」と定めている教育基本法の年限部分については、改正法案から削除することで一致した。
幼稚園や高校の教育の義務化を検討すべきだとの考え方が政府などでも出ていることを受けた。義務教育の年限について検討会は、教育基本法よりも法改正が容易で学校に関する具体的な規定を盛り込んでいる学校教育法などで位置付けるべきだとした。
教育基本法では「国民は、その保護する子女に、9年の普通教育を受けさせる義務を負う」と定めており、それに基づき学校教育法で修業年限を小学校は6年、中学校は3年と規定している。