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February 28, 2006

美川仏壇、地域ブランド化

きょうのニュース:美川仏壇、地域ブランド化 法改正で商標登録 伝統の製法守れ
 石川県の代表的な伝統工芸品・美川仏壇を扱う商工業者で組織する美川仏壇組合は「美川仏壇」の商標登録に乗り出す。これまでの商標法では、地名と商品名を組み合わせた「地域ブランド」は原則としてマークなどの図案がなければ、文字や名前だけで登録できなかったが、四月の法改正に伴い、登録実現の見通しが立った。他産地の仏壇でも「美川」の名を冠している例がある中、組合は独特の技法を持つ美川仏壇のブランドを守り、伝統が培った高度な技法と製法を継承する。
 美川仏壇組合によると、美川仏壇は商標登録されていないことから、ブランド力に便乗し、明らかに他の産地で作ったと見られる仏壇を「美川仏壇」として販売するケースが後を絶たなかったという。しかし、こうした同業者に対して、違法な製造、販売だとして訴える法的根拠もなかった。
 四月の商標法改正で、「美川仏壇」も条件付きで登録が可能となり、虚偽の美川仏壇の表示を罰則対象とすることが可能となる道が開けた。このため、同組合は、「美川佛檀協同組合」と改称したうえで、組織を法人化することにした。四月以降、同組合では本物とそれ以外の商品とを区別するため「美川仏壇」商標プレートを商品に取り付けることを組合員に義務づける。

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