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January 29, 2006

本程式限制進程的 CPU 使用率

BES - Battle Encoder Shirase
プロセスごとのCPU使用率を制限します。
 OSは実行中の各プロセスに順にタイムスライスを配分することで、マルチタスクを実現します。 BES (Battle Encoder Shirase) は、このタイムシェアリングに介入する小物ツールです。簡単に言うと、指定したターゲット(放っておくとCPU時間を独り占めしようとする暴れん坊のプロセス)に、「おまえがCPUを独り占めするせいで他がのろくなったり、CPUが過熱してやばくなってるだろ。もうちょっと遠慮してCPUを使え」と強制します。処理が遅くなってもいいから負荷を下げたい、というときに役立ちます。
 普通ならCPU負荷100%になる重い作業、無駄にCPUを100%使うゲームなどに、CPUの80%だけを割り当て(1%単位で調整可)、残りの20%で、他の作業を軽快に行えます。 2GHzのCPUを1.8Gと200Mの2個のCPUに分割して、前者で重い作業をやらせながら後者でウェブを見たり、 1CPUしかなくても、エンコ専用のマシンと軽作業用のマシンを持っているかのように、体感上CPUリソースを分割できます(最大4分割)。
 過熱の原因となるプロセスのCPU使用率を絞れば、 CPUが過熱したとき、作業を続行しつつもCPUを緊急冷却でき、熱暴走などのトラブルを防ぎます。夏でもCPUが危険な温度に近づいてもエンコはやめない、でも緊急シャットダウンされたら困るからCPUの温度は下げてやる。「バトル・エンコーダー」の名の由来です。

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