電子マネーに共通端末導入・セブン&アイ、全規格対応
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セブン&アイ・ホールディングスは自社で発行する電子マネーのほか「スイカ」など全規格の決済に使える共通の店頭端末を開発する方向で、東日本旅客鉄道(JR東日本)などと提携交渉に入った。2007年秋の実用化を目指す。電子マネーの利用件数はここ数年急増しているが、運営会社によって店頭端末が異なるため利用店が限られる。セブン&アイは国内最大の店舗網を持つ強みを生かし、電子マネー共通端末作りに乗り出す。
セブン&アイは来年春から独自規格の前払い式電子マネー「nanaco(ナナコ)」を発行、初年度1000万枚の顧客獲得を目指す。これと並行し、グループ小売店の集客力を高めるため、他社の電子マネーも利用できる仕組みを取り入れる。