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March 28, 2006

アフリカで日本人の歌うラブソングが大ヒット!

Yahoo!ニュース - MYCOM PC WEB - アフリカで日本人の歌うラブソングが大ヒット! 人気歌手「Kohei」って誰?
アフリカの小さな国、マラウイ共和国。日本人にはほとんど馴染みのないこの国で、日本人の歌うキャンペーンソングが話題となっている。「Ndimakukonda(ディマクコンダ)」というこの曲は、現地のチェワ語で「愛してる」という意味。同国のヒットチャートで1位になったほか、レコード大賞にもノミネートされたという。
 マラウイは、タンザニアとモザンビークとザンビアに囲まれた、面積およそ11.8万平方kmの内陸国。北海道と九州を合わせたほどの大きさで、マラウイ湖という大きな湖が国土の5分の1を占める。主な輸出産品はタバコ・紅茶・砂糖となっており、その一部は日本にも輸出されている。
 そのマラウイで「Ndimakukonda」を歌っているのは、国際協力機構(JICA)・青年海外協力隊の山田耕平隊員。村落開発普及員として同国に派遣された山田隊員は、任地である北部カロンガ州で農民の生活向上のための活動をしていたが、若い世代とHIV/エイズについて語り合ったところ、予防に対する彼らの意識の低さに愕然としたという。そこで啓発のために企画したのが「Ndimakukonda」というわけで、歌詞は山田隊員自らが考えた。
 作曲は、マラウイの人気歌手の一人であるMlaka Maliroさんが担当した。カロンガで開いたコンサートが縁で山田隊員と知り合ったMaliroさんは、作曲と歌詞のチェワ語訳を無料で快諾。2005年7月に、「Ndimakukonda」と「Timenye Nkhondo」の2曲が完成した。
 「Ndimakukonda」は、『若い2人が出会い、恋に落ちる中で、VCT(Voluntary Counselling and Testing、自発的カウンセリングとHIV検査)に行くことを決めた彼と彼女。その結果、彼のHIV感染が発覚。彼女のためを思い、彼は別れを決意するが……』という内容。深刻なストーリーながら、Maliroさんらしい明るく軽快なメロディに乗せて、山田隊員がチェワ語で歌い上げている。ミュージックビデオは、JICAのサイトでも公開中(RealMedia形式/10.3MB http://www.jica.go.jp/media/dimakukhonda.ram )。

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