March 03, 2006
萬晩報:昨年、原発10基分も増加した世界の風力発電
三重県の青山高原の風力発電が8基増設され、すでにある24基と併せて32基、出力はほぼ倍増して3万4000キロワットとなった。風の強い北海道や津軽海峡を除くと国内最大クラスだということだ。日本もようやく風力発電が認知されてきたという感慨があった。
しかし、世界はそのずっと先をもっともっと速いスピードで走っていることを知って驚いた。世界風力発電協議会(GWEC)は、2005年12月時点での世界の風力発電事情を発表している。
http://www.gwec.net/
それによると、ドイツの風力発電能力はすでに1842万キロワット、スペイン1002キロワット、アメリカ914万キロワットである。日本は123万キロワット。かろうじて世界第9位を維持しているが、世界のトップレベルの10分の1以下でしかない。来年以降トップ10位以下に落ちることは間違いない。
問題は新設のスピードである。昨年1年で新設された風力発電能力は大型原発10基分に相当する1176万キロワットである。アメリカは243万キロワットを新設、2位のドイツは180万、次いでスペイン176万、インド143万。日本はたった29万。その差をどんどん広げられている。
GWECによると、EUは2010年までにに7800万キロワットに増やす計画で、2020年には1億8000万キロワットになるとの見通しを立てている。日本の原子力や火力を加えたずべての発電能力は2億キロワットであることからみて、EUの意欲は大変なものであると考えていい。
アメリカも2010年に674万キロワット、2020年には1億キロワットの計画を持つという。日本は2010年で300万キロワットでしかない。
日本だけ風が吹かないのだろうか。いなそうではない。ことあるごとに神風に祈ったのはわが日本だったのではないか。石油などエネルギー資源を持たない日本であるからこそ風力発電にもっともっと力をいれなければならない。
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